最近あなたの暮らしはどう

音楽、本、映画、飲酒、喫煙、お昼寝 22歳になっちゃった

自分がなんの才能もないことは、薄々気づいていたんです。薄々と。どれだけ人に聴いてる音楽の趣味が良いだとか、観てる映画の趣味が良いだとか、出身校が良いだとか言われても、左利きは天才だ、ADHDは天才だなんだ言われても、結局わたしは何もできず、ほんとに何もできてないんです。こうやって「悲しみは地下鉄で」(モーモールルギャバンの中で一番好きな曲)を聴きながらマカロンを模したクッションを抱えて慣れないキーボードをカタカタと打っているわけです。最近好きになったバンドがいて、それもツイッターとかで「このバンドいい!」と書いたとて、誰かに聴いてもらえるわけもなく、ツイートの渦に沈むのも不本意で、でも確実に誰かには聴いてもらいたくて、でもその人がうんともすんとも言わない可能性だってあるわけで、もはや自分のバンドを偉い人に聴いてもらう、みたいな心持で毎回勧めているわたしはただのサブカルクソ野郎で、満足に楽器も弾けないくせに偉そうに「このバンドいい!」とか言うんです。滑稽でしょう。滑稽、という言葉も俯瞰してる人間が使う気がするからなんかいやだ。

借りてきた本、買ってきた開きもしないTOEICの本、いつかのペットボトル、残り数個の氷砂糖、撮り切ったインスタントカメラと、なんとなく共存して、なんとなくずーっと眠って、なんとなくご飯をあっためて、でも食べる気が全くしなくて、納豆なんてたれをちゃんといれたのに、置きっぱなしにしちゃって、気づいたときには異臭で大騒ぎになるわけです。ごめんね、納豆。ごめんよ、妹。二十歳にもなって、いまだに中学生みたいなことをしているよ。バンドマンと付き合って曲にされるでもなく、サークルにもちゃんと顔も出せず、ほんとなにやってんだ二十歳よ。自己嫌悪とか自己否定とか自己顕示欲とか自己満足とかわかんないけどみんな自分のことばっかだよなあ、もうちょっと人のためになにかしたい。人柱になるとか、髪の毛を医療用ウィッグに寄付したりさあ、、、にしても寒いね今日。冬かと思っちゃった。久しぶりに外に出て、ジュンク堂の前のベンチで本読んでたら、気づいたら凍えてたよう。ほんとくだんないからこの話やめようね。

いっそのこと、聴く音楽をがらっと変えて夢・希望・愛にあふれる曲ばかり聴けばいいのでは?読む本も観る映画も暗いテーマじゃなく、フィフティシェイズオブグレイでも適当に読めば、というかむしろあえて読まない?そしてネットフリックスでテラスハウス観れば完璧じゃん!EDMでも聴いてればもうわたし健康体になれるんじゃないの!クラブとか行っちゃって適当に性病でももらって笑い話にすればわたしもパリピなんじゃないの!あれれ、人生意外とイージーモードじゃん!適当に働いて適当に大学行けばもうそれで人生よくないか~~~よくないか⤵⤵⤵全くよくない!パリピは立派な人間であって、わたしから想像もできないくらいの屈強な精神と努力を積み重ねてやっとこさなれるものであって、中学のときに授業中泣きながら手首切ってたメンヘラとか、高校時代に彼氏ができても一緒に帰る約束忘れられて、極寒の中1時間待ってたメンヘラとか、病院にぶち込まれたメンヘラとか、というかファッションメンヘラが、さめざめと泣いてブロンODふえぇとか言ってる間も、彼ら彼女らパリピはきっと如何にしてクラブでそれっぽく振る舞えるかとか、ナンパの仕方、され方とかをずっと勉強してきたのだろう。EDMを続けて3時間とか聴いてたんだろう。本当にすごい。パリピには頭が上がらないです。馬鹿にしてるんじゃないのに、どうしてこうも皮肉じみてるんだろう。ひねくれが過ぎるよなあ。わたしの願いは健康に、そして楽に生きること、ただそれだけなのに、触れるもの全部がわたしに「しね!今なら間に合う!」て言ってくるんだよなあ。一回イメージチェンジとして髪の毛を金髪ボブに、本は全部売り払って、apple musicは解約してみようかしら。やるだけの価値はあると思うんだ。ほとぼりが冷めたら、というかなんの成果も得られませんでした…!になったら本は買い戻せばいいし、仕事は選ぶかもしれないけれど、どうせ今でもできる仕事はないしなあ。気力があるときにそうしよう。なんかモテるかもしれないし。よおし、そうと決まればまず本の整理とあと服も買わなきゃならんのだな!見事にバンドTしか持っていないし。みんな何着てるんだろー

なんて考えて生きています。金髪ボブになる日もそう遠くないでしょう。そしてわたしはパリピへの一歩を踏み出すのです。外国人にモテるために英語もちゃんと勉強しておこう。今日のタイトルはナツノムジナの暈(かさ)でした。アルバムで一番好きな曲です。でもこの曲を聴けるのもあと数回。これから何を聴けばいいのか、全く見当もつきません。the internetとかでもいいのかなあ。やっぱりCalvin Harrisかなあ。ではまた。今日も生きたね。(このセリフも今日で最後かもね、、、)